人生は一回しかないんだ

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26歳にして初めてキャバクラ行ってきた

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お題「今日の出来事」

私は愛媛県の田舎出身でそもそもこの田舎にキャバクラが存在するのかさえ知らない。

お酒が好きなら、飲み屋街にもいくだろうが、私は下戸で家族もお酒を飲めないので実家にお酒が存在しない。

なぜ今回、キャバクラに行くことになったのかというと、東京で友人の結婚式に参加することになり私以外に愛媛から友人5人が参加していた。

 

2次会が終わり、後は渋谷のホテルに戻るだけと考えていたのだが、同郷のキャバクラ好きな友人が「キャバクラに行こう」と誘ってきた。

キャバクラに行ったことのない私のキャバクラのイメージはというと

  • 高い
  • セクシーな女性に囲まれてお酒をおねだりされる
  • ぼったくられる
  • 怖いにーちゃんだらけ

と良いイメージはない。

キャバクラ好きな友人は私たち同郷の友人を誘い「歌舞伎町に行こう」と言った。

歌舞伎町なんてところは「警察24時」や「竜が如く」等のイメージが強く数万円は飛ぶと思った。

私はお酒が飲めないし、キャバクラにも行ってみたいと思っていなかったので強く断った。

私以外の友人は行く気満々で私だけが断った。

なんともノリが悪いと自分でも思った。

行ってもいいことはないという田舎人ならではの感覚かもしれない。

そうこうするうちに、タクシーが来て決心する前にタクシーに乗った。

同郷のみんなは大阪や京都、海外で働いていることもあり、多少の肝が据わっているのかもしれないが、お酒の飲めない私は自らお酒の場に行くことはないので肝が据わらない。

そして、新宿歌舞伎町に着いた。

そこはきらびやかで、私の知っている日本ではなく異国の地に来たのではないかという感覚とともに、知らない世界に入る感覚は私の中に不安よりもワクワクをもたらした。

6人で来ていたが道も分からないのに先頭を歩いていた。

それだけ、ワクワクしていたのだ。

歌舞伎町を歩いていると多くの客引きがいる。

「おっぱいどうですか」なんて言って誘ってくる。

身体の大きなどこかの従業員と思われる黒人男性もいる。(不法就労でしょと思いながら横を通り過ぎた)

路上でディープキスをする40代男性と20代女性。

人のディープキスなんて見たことなんてなかったのでじっくり観察してしまった。

一言。すごかった。

どこのキャバクラに行くか決めていなかったので、無料案内所に入って紹介してもらった。

キャバクラに行き慣れている友人が5000円で飲み放題が付けられるよう交渉して行き先が決定した。

数分後キャバクラの男性スタッフが来て店まで案内してもらった。

入口の通路はネオンの光と鏡で囲まれていてこれぞキャバクラ感であった。

キャバ嬢が来た。

胸元を強調する服装で綺麗なドレス姿の女性。

「お飲み物は何にされますか。」

飲めない私は「ウーロン茶お願いします。」

こういう場では、どういう話をするのか分からないが冷静に周りを見れたのでキャバ嬢にこちらから質問付けにした。

勤務形態、出身、年齢、年収、なぜキャバクラで働いているのか、将来の夢、普段の生活、趣味、結婚、キャバクラで働くこと、胸元の空いた服を着ることに恥ずかしさはないか

等々あらゆる疑問をぶつけた。

聞かれた側は不思議な客だと思ったかもしれないが私はいい機会なので疑問点を全て聞く勢いでキャバ嬢の生の声を聴いた。

1時間で3人の女性が交代で私の横に着いた。

その中でも、年収は気になった。

彼女たちの年齢は平均して22歳。(本当のことを言っていればだが・・・)

彼女たちに年収の話をしたところ彼女たちは平均月収を教えてくれた。

平均月収は70万円。

月によって、低くなることもあるが、100万円になることもあるらしい。

出勤も毎日ではなく6時間だけ出る等勤務時間も少ない。

どうですか世の中のサラリーマンの皆さん。

彼女たちは若くそして私たちの給料より圧倒的に高い。

こんなにも頂けるなら、他の仕事はできないでしょ。

唯一、お酒を飲む量が多いのがネックかなと言っていた。

地方から歌舞伎町に出てきている子たちで歌舞伎町の方が給料が多いらしい。

そんなこんなであっという間に1時間が過ぎ、会計の時間。

一律5000円と思っていた私は会計をする際6300円を要求された。

男性従業員に「ウーロン茶が1300円になります。」

そうウーロン茶は飲み放題プランに入っていなかったのだ。

社会勉強だと思おう。

帰りにラーメンを食べて帰ったが、もちろんウーロン茶の方が高い。

私のキャバクラのイメージは変わった。

何というか怖い世界や汚い世界とは違う。(言い方が悪いですが)

この1回しか行っていないんですがね。

 

やっぱり何でも経験しなければ分からない。

「私、それはちょっと」「興味がないので」「怖いから」

なんて言っていたら、自分の世界が広がらない。

少しの勇気と踏み出す1歩があれば人生は無限におもしろくなると思わせてくれる1日だった。